原因と結果
人はなぜ病気になったり、身体に不調をきたすのか?
その理由がたとえ解明できなかったとしても、現象として起きている以上、必ず何かしらの原因があるはずです。
骨折や捻挫など、ケガをした瞬間がはっきりわかればそれが原因と言えるでしょう。
しかし、高血圧や糖尿病など内科系の診断がついた時、多くの場合「日頃の食生活や睡眠不足」「遺伝や体質」「年齢や老化」「ストレス」「飲酒や喫煙」などが原因として伝えられるでしょう。
はたして本当にそれが原因なのでしょうか?
たしかにこの中に「リスクを高める」ものは入っているかもしれません。
ですが、同じように過ごしていても病気になる人とならない人がいます。
運の良し悪しではなく、病気の原因というからには個人差を考慮しても、ある程度イコールにならなければ矛盾しているのではないでしょうか?
私はこれらの事は原因ではなく誘因と考えています。
物事を誘発する因子という意味です。
言葉のあげ足取りではなく「〇〇が△△した結果××となった」というのが真の原因だと考えています。
特に△△したの部分が重要です。
原因さえ特定できれば、あとはそれを改善していくだけ。
薬や対症療法で結果だけ書き換えても、原因が変わっていなければすぐに元の状態に戻るでしょう。